『君の名は。』 ヒットの背景


先日、現在大ヒット公開中の『君の名は。』を観に行ってきました。
もちろん、話題性につられてという感じです(笑)

新海誠監督最新作の映画で、8月26日に公開されてからすでに興行収入130億円を突破した記録的ヒットとなっています。

なぜ成功を収めたのか。『君の名は。』の魅力、背景を見ていきたいと思います。

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ストーリーは、男女の体が入れ替わるという幻想的な設定ですが、実は「青春もの」「思春期もの」では大定番と言える設定かもしれません。
有名なのは『転校生』と、そのリメイク『転校生-さよなら あなた』で、どちらも大林宣彦監督作品。両方とも山中恒の児童文学作品『おれがあいつであいつがおれで』が原作です。
この作品自体、大林監督の映画を含めてこれまでに7回、映像化されています。

思春期の男女が出てくる物語としてはテッパンの設定ですが、それ以上に想定外のストーリー展開や読めない結末がとてもワクワクしました。
ただ感動するだけではなく、喜怒哀楽が存分に楽しめる映画だと思います。
映画公開と同じタイミングで新海監督による「原作」も出版されましたが、この本を読まなくても十分楽しめました。

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新海監督の作品の最大の特色は、背景描写の美しさです。
本作の映像でも、ロケハンによる写真をベースに、デジタル技術を使い描かれる背景は、実写と見間違うほどリアルでした。
特に鉄道シーンが多く、朝の満員電車の光景や総武線の駅メロ、各駅のホームも細かく描写されてあり、総武線をよく使う私はいつも見ている景色がアニメとして画面に写し出されているのを見てとても感動しました。
また主人公の三葉と瀧が訪れた場所に実際に行ってみる聖地巡礼も話題になっています。
本作の主要な舞台は東京と岐阜、そのほかにもいくつか登場する場所やモデルになったところがあるみたいです。巡礼者にとっては大変ですが、巡り甲斐があります(笑)

最後に、音楽です。

主題歌(全4曲)を手がけたのはRADWIMPS。通常の映画では映像に合わせて音楽を作るのに対し、本作では音楽に合わせて映像が作られています。
そこで私は劇中で流れる曲、挿入歌に注目しました。
とにかく絶妙なタイミングでかかる挿入歌は、一気に作品の世界観に観客を引き込み、物語を支えているとも思えました。

また全ての曲が映画のために制作されたRADWIMPSの最新アルバム『君の名は。』も大注目です。
下の動画は映画と共に大ヒットした主題歌「前前前世」のMVです。

物語以外にも音楽の使い方や映像技術などエンターテインメント性を重視した内容がとても勉強になりました。
また、この作品を配給している映画会社・東宝の、主役級の女優さんを発掘するオーディション「東宝「シンデレラ」オーディション」出身の上白石萌音さんが主役の声を担当したり、同じ東宝の大ヒット作『シン・ゴジラ』との因縁を話題にするなど、宣伝方法も面白いと感じました。

今や社会現象になっている『君の名は。』を、是非たくさんの方に劇場で見て欲しいです!

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T.K

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